
こんにちは。
9月に入り、あっという間に秋が近付いてきましたね。
気温の差に気をつけてお過ごしください(。◝‿◜。)
さて今日は、マウスピースのお話をしたいと思います(*´ڡ`●)
一般的なイメージでいうと、スポーツ選手がしているものという認識が強いかもしれませんが、
マウスピースには様々な用途に合わせ色々な種類があります☆
歯ぎしり、顎関節症、矯正治療、スポーツをする際などのマウスピースが主で、
それぞれ用途と個人に合わせて硬さや厚さが変わってきます。
歯科で最も一般的なのが、歯ぎしりやくいしばりから歯を守る為のマウスピースです。
歯ぎしりやくいしばり、TCHは多くの方が大なり小なりしているという研究結果があり、
自覚症状がなくても気付かないうちにしている方が多くいます。
※TCHとは、日中に食事などをしていないときでもずっと弱い力で上下の歯を接触させている状態を指します。
TCHや、歯ぎしりくいしばりを総称してブラキシズムと呼びます。
TCHは日中で意識がある時なので、意識をして改善することが可能ですが、
無意識下で行われる、夜寝ているときの歯ぎしりやくいしばりは自分で制御することができません。
夜間の歯ぎしりやくいしばりは、自分の体重のおおよそ3倍の負担がかかるとされています。
そんな破壊的な力を毎晩かけていると思うと、恐ろしいですよね(((; ఠ ਉ ఠ))
その力のせいで、歯の磨り減りや破折、動揺、顎の痛みや頭痛肩こりなど様々な問題が起こってきます。
それらを防ぐ為にマウスピースを用います。(夜つけるマウスピースのことをナイトガードと呼びます)
ナイトガードの効果としては、
①歯のすり減りを防止する(その代わりにマウスピースがけずれる)
②歯列をマウスピースで連結固定することで、歯ぎしり中の力を歯列全体に分散させる。
それにより、1本の歯にかかる負担を低減し、歯の破折や歯根破折を防止、詰め物や被せ物の破損脱離を防止する
③顎関節の負担を軽減する
④噛み合わせからくる、頭痛や肩こりなどを軽減する
⑤歯の動揺を防ぐ
などが期待されます( ◠ ◡ ◠ )
主には歯科で型を取り、自分専用のマウスピースを作ることになります。
市販の物もありますが、オススメはできません。
歯科できちんと型取りをし、自分専用のマウスピースを作りましょう(‘v`◎)
歯ぎしりくいしばりのマウスピースは保険の適用内なので、3千円~5千円程で作ることができます。
その中でもハードタイプとソフトタイプがあり、硬い素材のものと、柔らかいクッション性の高いものがあります。
その方の症状や歯ぎしりの強さによってどちらにするか、さらに厚みを決めていきます。
マウスピースの難点は装着時の違和感があることです。
その違和感から夜間就寝時に知らぬ間に外してしまう方もいます。
逆に、使用していくうちに安心感からマウスピースを使用したほうが寝れるという方もいます。
ハードタイプの方が違和感が強い為、初めてマウスピースを作るときは、だいたいソフトタイプを作製することが多いです。
夜間歯ぎしりやくいしばりをしている自覚があるけど、マウスピースを使っていない…
自覚はないが家族に指摘されたことがある方なんかは、一度歯科で聞いてみましょう( ・∀・)ノ
そして、スポーツ用のマウスピースですが、自由診療となります。
矯正治療に使うマウスピースは、歯を大きく動かす目的で使用されることはなく、
少しのずれを治す為や、矯正治療後に歯がずれてこない為のものとして使用することが多いです。
矯正医の判断下においてのものですので、注意しましょう(`ڼ´)
マウスピースと一言で言っても、様々な種類があることをお分かりいただけたでしょうか。
10年後の未来のことを考えて、歯を守る術を学び、ぜひ生活に取り入れてください*ゝω・)ノ

こんにちは(^^♪
今日は、最近多い”酸蝕症”についてお話したいと思います(。•̀ω-)b
まず、酸蝕症とは簡単に言うと… 身近な酸性の飲食物や胃液によって歯のエナメル質が溶かされてしまう疾患です。
歯が溶ける、、、というとピンとこない、あまり自分には関係ないかな? なんて思う方が多いと思います。
しかし、年齢問わずかなり増えてきているんです!特に、中高生などの学生さんにも多いです(๑°ㅁ°๑)‼
”虫歯より深刻!?酸蝕歯”なんていう見出しで、こんな内容が以前新聞に載っていました。
外務省歯科診療所の医師は、「酸蝕歯は広範囲な分、局所的な虫歯に比べてより深刻」と指摘する。 酸蝕歯は酸にさらされる歯全部が溶けてしまうためだ。歯石がたまりやすい場所が溶ける虫歯より影響が大きい。 また、潜在的な患者も多い。15~89歳の男女1108人を対象に2014年に実施した調査によると、 4人に1人が酸蝕症だったという。 酸蝕症が厄介なのは、「健康や美容にいいとされるものが原因になるところ」という。 ダイエットのための黒酢の原液を朝晩飲んでいたり、シミを薄くしようと、 グレープフルーツを1日2玉食べていたりするなど健康や美容への意識が高い人ほどなりやすい傾向があるという。 (以上日本経済新聞より抜粋)
ワイン、炭酸飲料、栄養ドリンク、かんきつ類、お酢など、酸性度の高い飲食物が原因で、 酸蝕症になる恐れがあります。歯は酸に弱いですが、唾液が酸を洗い流して中和する為、 通常大きな問題はありません。しかし、強い酸に長い間または繰り返し触れていると、 唾液の中和作用が間に合わなくなり、化学反応で歯のエナメル質が溶けてしまうのです!
当院に通われてる患者さんでも酸蝕症の方がいますが、 もっとも多いのは、ドリンクのちびちび飲み・ながら飲みです! 仕事や勉強をしながら、炭酸飲料や甘い飲み物をちびちび飲む…なんてことやっていませんか? 上でも書いたように、唾液で中和される前に飲み物を飲むとお口の中が常に酸性の状態になってしまい、 とても危険なんですΣ(゚∀゚ノ)ノ
酸蝕症を懸念するのなら、ちびちび飲みはやめましょう。 でもどうしてもなにか飲みながらじゃないと落ち着かない! なんて方はこちらを参考にしてみてください♪
酸性・アルカリ性の度合いを示すpH(ペーハー)値は、低いほど酸性度が高く、 pH値が5.5以下の飲食物は酸蝕症のリスクが高いと考えられています。 なのでもしながら飲みをする場合は、pH値が少しでも高いものを選びましょう(^^)★
そして、ストローを使うと歯への接触を少なく出来るのでオススメですよ♪
さらに、酸蝕症の重症の方の多くは外からの飲食物が原因ではなく、 なんと胃酸が原因なのです!! 胃酸は酸性度が非常に高く、逆流性食道炎や摂食障害の嘔吐などで歯が溶けるケースが増えているそうです…。 こちらに関してはなかなか防ぐのが難しいと思います(><)
どちらが原因にしろ、こまめにお口をゆすいだり、ガムを噛んで唾液を出したりするのが 少しでも酸蝕症を防ぐことができますので、 上記に当てはまってるなぁ…なんて方は是非気にしてみてくださいね。
そして!!歯磨き粉は、歯の再石灰化を促すフッ素入りのものを!必ず使ってくださいねヾ(⌒▽⌒)ゞ
歯を磨いた後に高濃度のフッ素ジェルを塗るのも効果的ですよ(*´▽`*)

こんにちは。
今日は歯の、くいしばりについてお話したいと思います٩(ˊᗜˋ*)و
歯のくいしばりや歯ぎしりを”ブラキシズム”と呼びます。
ブラキシズムは、以下の3つに分類されます。
1.グラインディング
いわゆる歯ぎしりのことで、ギリギリと音をたてて、強く歯をこすり合わせる習癖のことをいいます。 就寝中に発生することが多く、歯のすり減りが起こりやすいことが特徴です。
2.クレンチング
上下の歯を強く噛みしめる(くいしばる)習癖のことをいいます。 音をたてることがないため、他人に指摘を受けることも無いので、症状が出るまで気づきにくいでしょう。
3.タッピング
上下の歯をカチカチと連続的に速く咬み合わせる習癖のことをいいます。 上記の2つと比べると、起こりにくいとされています。
これらブラキシズムによって起こる症状は様々あります。
・歯の付け根のくぼみ、下がり
ブラキシズムによって歯に力が加わると、歯の根元に応力が集中して、くぼんだように資質がなくなっています。 その部分は冷たいものがしみたりしやすく(知覚過敏)、また強い歯摩圧が加わるとさらにすり減っていきます。
・骨隆起
咬みしめをよくする人の多くに歯ぐきの隆起が見られます。 下顎の裏側や上顎の中央に出る人が多いようです。 その名のとおり骨が隆起したもので病気ではありません。
・頬・舌粘膜の圧痕
いつも上下の歯を咬みあわせているので、頬の内側や舌の横に白っぽい歯型の跡がついています。
・歯の破折
歯に圧力が集中したときに破折を起こしやすくなります。
・歯の動揺
歯を支える骨が減ると、歯ぎしりによって歯がゆさぶられるようになります。
更に歯のすり減りや冠や詰め物がはずれたり、 顎関節症や顎のずれ・顔面の変形、頭痛肩こりなど様々な症状や変化が起こってきます。
ブラキシズムは、その危険性はわかっているものの、 以下の理由から発見が難しいとされています。
●メカニズムがはっきり分かっていない ブラキシズムは咬み合わせの問題やストレスで起こる場合がほとんどですが、 そのメカニズムについては十分には解明されていません。
●気付きにくい ブラキシズムは無意識下で行われます。夜寝ているときに歯ぎしりで音を立てる人は周囲の人からの指摘で気付くかもしれませんが、 ほとんどの場合当事者自身は気付いていないことが多いようです。 日中かみ締めている場合も、全く気付いていない方が大半です。 多くの方が大なり小なりのブラキシズムをしているという研究結果もあるそうです。
●一時的なブラキシズムもある為判定が難しい ブラキシズムの確定診断は簡単でないこと、日中の咬みしめは測定できないことなどから 判定が難しいとされています。
ですので、自分には関係ない話だな・・・と思う方も多いとは思いますが、 実はそういう方に限ってかなり多いのがブラキシズムなんです!! 何もしていない時の歯の状態は上下の歯がくっついていない状態が正常位とされています(ㆁωㆁ*)
強くかみ締めていなかったとしても上下の歯がくっついていればブラキシズムがあるということになります!
ブラキシズムは、気づきにくいものなので気づくことが第一歩です! 意識しはじめて初めて気付く方も多いので、まずは意識してみましょう! そしてもしブラキシズムがあるなと感じたら、以下を気を付けてみてください(*•ω•*)ノ
・唇は閉じて、上下の歯は合わせない ・咬み合わせていることに気付いたらすぐに離す ・唇や頬、あごなど口周りの力を抜く ・ストレスをためない ・重いものを運んだり、激しい運動をする時には特に注意する ・高い枕はかみしめやすくなるので避ける ・食事は咬む回数を増やし、丁寧に咬む ・硬いものを食べ続けるのは避ける ・左右均等に、少しずつ咬み砕くようにする ・頬杖をつかないようにする
当てはまるものがあれば特に注意してみてください★
寝ているときはナイトガードといって、寝る時用のマウスピースをすることが歯を守る為には有効的です。 歯科で作れるので相談してみてくださいね(^^)

こんにちは。
今日は、お子さんがどうしたら虫歯になりにくいのか?小さい頃から虫歯を作らない習慣をお話していきたいと思います٩(ˊᗜˋ*)و
虫歯は、歯のある人ならだれでもなりうる病気です。虫歯は遺伝ではなく、生まれてから間もなくつくられる虫歯になりやすい環境と、その後の習慣により作られます。お子さんが小さい頃から正しい習慣を身に着けることで虫歯になりにくい環境をつくることができます。
まずは、虫歯菌を定着させないこと、そして、ていねいな歯磨きと規則正しい食生活を心がけて、虫歯ゼロのお口をつくりましょう( ´﹀` )
●丁寧な歯磨き、食べたら歯磨きを習慣付ける
これは大人でも子供でも同じですね!
最も重要なのは丁寧な歯磨きです。歯と歯の隙間だったり、特に生えたての歯は柔らかくデコボコしているので、虫歯になりやすいです!隅々まで気を付けて磨きましょう。歯を溶かすプラークが歯の表面になければ、虫歯はできません。
赤ちゃんのうちから「食べたら歯みがき」を習慣づけておけば、正しい習慣を当たり前のものとして受け入れてくれるはずです。もちろん、小学校低学年くらいまではお父さんお母さんの仕上げ磨きが欠かせません( ‘-‘ )ง✧
また、デンタルフロスで歯間の汚れを落としたり、「フッ素」塗布を行うことも有効ですよ(*´︶`*)
●規則正しい食生活
虫歯菌は甘いものでなくても、炭水化物などから歯を溶かす酸を作ります。しかし、食べない間は唾液が歯を守ってくれています。
なのでだらだらと長時間お口に食べものが入った状態は、虫歯リスクをグンと上昇させてしまいます(๑°ㅁ°๑)
小腹空きを抑えるちょこちょこ食いなどは避け、食事とおやつなど間食の時間を決めて、規則正しい食事リズムを習慣づけましょう!
その際、食事やおやつと歯みがきをセットにして覚えさせるのも重要です。「食べたら歯みがき」の習慣が、お子さんを虫歯から守るのです!
「まだ甘いお菓子などは与えていないから」と、赤ちゃんに歯みがきをさせないのは間違いです。歯が生え始めたら、最初は嫌がる子も多いと思いますが、機会を見て歯みがき習慣をつけてあげましょう。
もちろん、チョコレートやキャラメルなど、特に虫歯になりやすいものはあげすぎないようにしましょう。炭酸や甘いジュースも要注意です(´ºωº`)
●赤ちゃん期に虫歯菌を遠ざける
生まれた時の赤ちゃんはお口の中に虫歯菌が存在していない状態です。日常生活における家族とのスキンシップなどを通して、虫歯菌がうつってしまいます。
ですので、食器の共有や口移しなど、虫歯菌を移行させるような行為は、赤ちゃんのためにはぐっと我慢。3歳くらいまでは、避けるように心がけましょう。
これらのことに気を付けければ、虫歯になるリスクはかなり低くなります!
ぜひお子さんがいる方は、実践してくだいね\( *´ω`* )/

こんにちは。
先日の歯周病のお話でも何度もお伝えしましたが、
「定期検診の大切さ」について改めてお話しようと思います!
私は歯周病じゃないし!虫歯にもなりにくいし!痛くなったらでいーや!
という人、正直まだまだ多いです( “˙_˙”)
一旦治療が終わり、そのあと数か月後の検診には1度だけ来ても、そこで何もなかったからまたしばらく来なくなってしまうなんて方も多いです(((º▽º ;;)
そこでそんな方に聞いてほしいお話が、あります!
ずばり、定期検診に行く人と行かない人とでは、
80歳の時点で残っている歯の本数の平均が全く違います!
● 定期検診に行っている人の平均
⇒15.7本
● 歯が痛くなった時にだけ、治療を受けた人の平均
⇒6.8本
なんと約2倍以上も違うのです( ⊙⊙)!!
自分の歯が9本もなくなるなんて考えるとすごく恐ろしいですよね!?
更にこんなアンケート結果もあります!
60才以上のビジネスマンにアンケートした結果、
「40代のうちにメインテナンスしておくべきだったと感じる体の部位」
第1位が”歯” なのです!!
多くの人が歯を失ってから初めて歯の大切さを痛感。
一度失った永久歯は二度と生えません( p′︵‵。)
歯をなるべく失わない為に!!定期検診が大切なのです。
上記では40代のうちにとのアンケート結果ですが、子供の頃から定期検診の癖がつくと
大人になってからも定期検診を受けることが当たり前になるのでお勧めですよ(。•̀ω-)b
もちろん子供の頃はセルフケアが行き届かないことも多かったり、
生えたての永久歯は特に虫歯にもなりやすいので、検診必須ですね(*•̀ᴗ•́*)و ̑̑
定期健診では、自分では自覚症状のない虫歯や歯周病を発見できるのはもちろんですが、
クリーニングしてもらったり、どこが磨けてないかを指摘してもらったりすると、
家に帰ってもしばらくはセルフケアのモチベーションが上がりませんか!?
結局歯のセルフケア(歯ブラシや歯間ブラシフロスなど)が最も大事なので、
定期的に来ることでセルフケアのモチベーションを保つことが重要とも言えます!
さて、これを読んで定期検診に行かなきゃ!と思われた方!!
今すぐ歯科に電話しましょう٩( ‘ω’ )و笑

こんにちは!
今回は、前回に続いて歯周病のお話、その中でも歯周病の検査についてお話したいと思いますᐠ( ᐛ )ᐟ
歯周病は、歯を失う原因の第一位であり、とても怖い病気ということをお話させていただきました。
そして、サイレントディジーズ(静かなる病気)と言われるくらい、静かに進行していく自分では気づきにくい病気です。
自覚症状が出たころには重症化している場合もとっても多いんです・・・!!
怖いですよね。。
そうならないために、歯周病の進行具合を確かめるには、”定期的な”レントゲンの撮影や歯周ポケットの検査が必要です( ⊙⊙)!!
歯周病は、骨を溶かしてしまう病気なので、レントゲンを撮影することで目には見えない骨のレベルをチェックすることができます。
ポケット検査内容としては、1つの歯に対して数か所の歯周ポケットの深さを測ります。
そして出血や排膿がどの程度あるか、歯の揺れ(動揺)の程度を調べていきます。
歯周ポケットの健康な深さは1ミリ~2、3ミリと言われており、
1ミリか2ミリしかない方は、歯周病がない状態といえます(*´∀`*)
3ミリ4ミリが増えてきたり、出血が多くなってきたり排膿があったり動揺があったり…
といった検査結果から、どの歯がどの程度の進行具合なのかという判断をします(´︶` )
結果に応じて、歯周病の治療をした方がいい場合は、歯周病治療にステップが進みます☆
通常のクリーニングは、ポケット1,2ミリの範囲までしか行いませんが、
歯周病の治療は、必要に応じて麻酔をし、ポケットの深い部分にある歯石やプラークを除去します。
それに加えてセルフケアーを徹底してもらうと、歯肉がだんだん引き締まってきます( ˆωˆ )!
重度の場合は、歯周外科処置をしないと改善しない場合もあります。
歯周病の進行を止めるには、なんと言っても日々のセルフケアーが一番大切なので、治療が一旦終わったからといって
セルフケアをサボってしまうと、また繰り返して更に進行してしまうこともあるので気を付けましょう(๑°ㅁ°๑)‼✧
30代から歯周病が始まると言われています。
自覚症状が出る頃には重症化している場合が多い病気なので、必ず歯科で定期的に検診、ケアーを受けましょう( •̀∀•́ )b

4月29日(土)~5月5日(金)はスタッフの有給消化の為、
休診とさせていただきます。
5月6日(土)より通常診療となります。
ご不便おかけしますが宜しくお願いいたします。

こんにちは。
今日は、歯周病のお話をしたいと思います(´︶` )ノ
”歯周病”ってよく聞くけど、いまいちどんなものか分かってない方、多いんじゃないでしょうか。
歯を失う原因の第1位がずばり”歯周病”です!!
(別名歯槽膿漏ともいいますが、現在は歯周病と言うのが一般的です)
そんな怖い病気なのに、身近な病気でもあり、30歳以上の成人のなんと約80%がかかっていると言われる病気なのです( ⊙⊙)!!
~そもそも歯周病とは?~
歯周病とは、細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患で、歯の周りの歯肉や、歯を支える骨などが溶けてしまう病気です。
歯と歯肉の境目(歯肉溝)の清掃が行き届かないでいると、そこに多くの細菌が停滞し(歯垢の蓄積)歯肉が炎症を起こして
赤くなり歯肉炎になります。さらに進行すると膿がでたり歯がぐらついてきて、最終的には歯を抜くことになりかねません。
このかなり進んだ段階にならないと自覚症状が現れず、自覚なしに進行していく隠れた恐ろしい病気なのです(゚Д゚)
~歯周病の原因~
お口の中にはおよそ400~700種類の細菌が住んでいます。
こちらは普段あまり悪いことをしませんが、ブラッシングが充分でなかったり、砂糖を過剰に摂取すると細菌がネバネバした物質を作り出し、歯の表面に付着します。これを歯垢(プラーク)といい、粘着性が強くうがいをした程度では落ちません。この歯垢1㎎の中には、1~2臆個の細菌が住み着いているといわれ、虫歯や歯周病を引き起こします。その中でも歯周病を引き起こす細菌が多く存在していると言われています。
歯垢は取り除かなければ硬くなり、1~2日すると歯石と言われる物質に変化し歯の表面に強固に付着します。歯石になってしまうとブラッシングでは取り除くことができません。この歯石の中や周囲に細菌が入り込み、歯周病を進行させる毒素を出し続けるのです。
~歯周病を治すには~
歯周病の原因であり細菌の塊である歯垢(プラーク)を取り除かなければ、歯周病の進行を食い止めることは出来ません。
患者さん自身が行う”セルフケア”と、歯科医院で行う専門的な”プロフェッショナル・ケア”がセットで必要です。
定期的にプロフェッショナルケアを行うことも大切ですが、それだけでは難しく、何よりも大切になってくるのは正しいセルフケアです!!
正しいセルフケアができているか、歯科で確認してもらいましょう(*´ω`*)
ただし、歯周病を悪化させる原因は、歯垢だけでなく、喫煙や糖尿病など様々あります。プロフェッショナルケアを中心に、歯周病の原因をひとつひとつ取り除く「歯周基本治療」が重要です。
重度の場合は抜歯になりますので、気になる方は早めに受診しましょうᐠ( ᐛ )ᐟ
~定期検診(メインテナンス)の重要性~
健康な状態を維持していく、または歯周病を再発させないために定期検診はとっても重要です( •̀∀•́ )b!
3ヶ月~6か月での定期検診をお勧めしますが、歯周病がある方は3ヶ月か4か月での受診が望ましいです。
歯と歯肉の境目の清掃が行き届いていないと、そこに多くの細菌が停滞し、歯周病が再発します。したがって、この細菌の停滞を除去し続けることで歯周病の再発を予防することができ、お口の健康を維持することができます。
細菌の集団である歯垢は、毎日の適切なブラッシングでほとんど除去することが出来ます。しかし深い歯周ポケットの中や歯並びの悪い所にある細菌はブラッシングでは除去できません。これらを歯科医院にて専門的なクリーニングを行うことによって除去することができます。
歯周病について少しお分かりいただけたでしょうか。
とにかく日々のブラッシングやフロスなどのセルフケア、そして歯科での定期検診は絶対重要です!
それに関しては歯周病だけでなく、虫歯やお口全体の健康を維持することに繋がります(*•̀ᴗ•́*)
次回は歯周病の検査等のお話をしたいと思います!