2024年12月の記事一覧

2024年12月23日(月曜日)

こんにちは。

本格的に寒くなり、年末らしい空気になってきましたね( ´ω` )

インフルエンザが大流行しているみたいなので、どうぞ皆様お気を付けください(´◦ω◦`):

 

今回は、虫歯を放置するとどうなるのか?

虫歯の段階と、その段階に合った治療についてお話します☆

 

虫歯にはステージがあり、初期虫歯から重度の虫歯まで存在します。

 

 

※虫歯のことをCといいます。

 

 

【Co】 虫歯になる一歩手前の状態です。

よくお子さんの学校検診で、要観察歯があると思いますが、こちらです。

虫歯になりかけの歯ですが、まだ完全に虫歯になっていない状態なので、再石灰化が望まれます。

唾液の中にも再石灰化させる力がありますが、フッ素入りの歯磨き粉の使用や、 歯科でのフッ素塗布もより効果的です!

【C1】 初期の虫歯で、エナメル質、またはわずかに象牙質の表面が侵された程度のものです。 虫歯は見た目より進行している場合もあります。

自覚症状は無いか、時々冷たいものや甘いものがしみます。こちらは再石灰化は望めない為、虫歯を削り取る必要があります。

削り取った所に、歯と同じ色の樹脂を流し込みます。1回で終わる治療です。

初期虫歯に関しては、自覚症状がないことが多いため、歯科での定期検診が重要です!小さな虫歯は治療が簡単で治療回数も少なく済みます。

 

【C2】 虫歯が象牙質の大部分まで進行しています。 常に冷たいものがしみたり、甘いものを食べると痛みを感じたりするなど自覚症状が現れます。

C1と同じ治療法、もしくは金属の詰め物をする治療になります。 麻酔が必要なケースが多いです。

また保険外ですと、セラミックの詰め物もあります。

基本的には虫歯を取って形取り、金属ができてきてから装着するという2回の治療ですが、

虫歯が神経に近かった場合などは、薬を置いて痛みがでないか様子を見てから 型を取る場合もあります。

 

【C3】 虫歯が進行して歯髄(神経)までおよびます。 虫歯の細菌感染により歯髄(神経)に炎症が起き、何もしなくても激痛が生じます。

この時期になると温かいものがしみてきて、逆に冷たいものをとると痛みが和らぎます。

虫歯が進行して歯髄(神経)まで達している場合、麻酔(歯肉に注射)をして神経を取る処置をします。

歯根の中(根管内)にある歯髄を専用の器具できれいに除去します。このような根の治療は数回かかります。

根の治療が終わると、土台をいれて被せ物をします。

 

【C4】 さらに虫歯が進行して、歯冠が崩壊して歯根のみとなった状態です。

痛みはC2C3の時に出ていたはずですが、ここまで虫歯が進行すると、神経も死んでいる可能性が高く痛みがないかもしれません。

ここまでいってしまうと、歯を抜くしか治療はありません。

 

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以上虫歯のステージと治療法のお話でした。

虫歯は痛いもの、という認識がある方が多いと思いますが、 初期虫歯はほとんど症状がでないので、症状がなくても虫歯になっていることはあります!

歯科での定期検診では、自分では気付けない虫歯に気付けることが重要ですね。

 

もし痛みが一旦落ち着いたからといって放置しておくと…C2からC3、C4へと虫歯が進行してしまい、

最悪の場合抜かなければいけなくなります( ; ᴗ ; )

痛みや、見た目が黒っぽいなど、症状が出たら早めに歯科を受診しましょう!

 

2024年12月6日(金曜日)

こんにちは。

12月に入り、一気に寒くなって参りましたね( ´ω` ):

年末は何かと忙しい時期だと思いますので、体調管理気を付けましょう( •̀ᴗ•́ )و ̑̑

 

みなさんは、歯の圧痕って聞いたことありますか?

その名の通り、圧で歯型の痕が付くことをいいます。

くいしばりや歯ぎしりがひどいと、頬っぺたの内側にこの様に歯の痕がつきます!

これを頬圧痕または頬粘膜圧痕(きょうねんまくあっこん)といいます。

 

 

また、舌の縁に歯の痕がつき凸凹していることがあります。

これを舌圧痕(ぜつあっこん)といいます。

 

これらを圧痕と呼びます。

圧痕がひどくなると、ぶよぶよして更に噛みやすくなったり、口内炎になってしまうこともあります。

圧痕は、かみしめ・くいしばりが原因です!

普段、人は唇を閉じた状態(安静時)で上と下の歯は接触していないのが正常です。

しかし、
・前傾姿勢で長時間作業
・重い荷物を運ぶ
・慢性的ストレス
などが起こると人は咬みしめ(強くかみしめなくても、上下の歯と歯が接触していることが良くないとされています。これをTCHと呼びます)

を起こしているがあります。

頬の内側に圧痕があっても、意外と気付かないものです。

くいしばり自体、自覚のない人が多く、気付いた時には歯が大きくすり減っていたり、歯が割れてしまうことも…

もし口の中を見てみて、圧痕があったら自覚がなくても知らないうちにくいしばっている証拠なので、

注意が必要ですː̗̀(☉.☉)ː̖́!!

 

では、どうやって注意したらいいのでしょうか?

夜間のくいしばりには、無意識下なので、マウスピースを使用し歯を守ることが大切です( ˆωˆ )ノ

反対に意識がある起きているときは、上下の歯と歯を合わせないようにすることを気を付けましょう!

 

そして、舌のポジションもとても大切です!

舌の正しいポジションは、口蓋(上あご)に軽くくっついている状態です。

つまり、日中の意識があるときは、唇は閉じていて上下の歯はくっついていない、そして舌は上あごに軽くついている状態。

これが正しい位置になります( •̀∀•́ )b

舌を歯列におしつけてしまう方はいませんか?

絶対に辞めましょう!

舌圧痕がある方は特にその可能性があるので、気を付けてみてください。

ですがなかなか癖は変えられないものですよね…

少しずつでも、気付いた時に舌のポジションを変えたり、上下の歯を離したり。

意識していく癖をつけましょう( ◠‿◠ )

咬みしめや舌の位置を良くすることでお口の中の健康はかなり変わります。

ぜひ意識してみてくださいね( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )