2024年03月の記事一覧
こんにちは!
今回は、硬い食べ物と歯への影響についてお話したいと思います。
硬い食べ物は、顎を鍛えたり、よく噛むことによって脳が活性化されるなどプラスの影響はよく聞きますよね。
しかし、歯にはどうでしょうか。
歯にもいいことだと思っている方、多いのではないでしょうか?
歯は、人間の中で最も硬い組織です。鉄よりも硬いなんてことも言われています。
しかし結論からいうと、硬いものをたくさん食べたり頻繁に食べるのは、歯にはあまり良くありません( •﹏• )
歯が強くなるんじゃないの?と思うかもしれませんが、
蓄積した負担に耐え切れなくなり、歯が割れる原因になるのです( ´;ω;` )
歯が割れると抜歯をしなければならないケースが多いです。歯を失うのは避けたいですよね。。。
もちろん単純に、硬いものを食べると歯が欠けることもあります。
エナメル質が割れたり欠けたりすると、噛んだときに痛みが出たり、冷たいものがしみることがあります。
割れ目やひびから細菌が侵入すると、歯の神経が炎症を起こし、神経の治療をせざるおえなくなる場合もあるのです。
硬い食べ物といえば、フランスパンやおせんべい、ナッツ類などがあると思いますが、
フランスパンやおせんべいなどの大きいものを食べる時、前歯でかぶりついていませんか(゚Д゚)?
そうすると前歯にかなり大きな負担がかかるので、できれば小さくちぎったり割ったりしてから奥歯で噛みましょう。
特に前歯に被せ物や詰め物をしている人は割れたり欠けたりするリスクが高いので、
前歯でかぶりつく習慣を辞めた方がベターです。
上の画像のように人参を丸ごとかぶりつくのもやめた方がいいですね(笑)
ナッツが大好きで毎日たくさん食べていたら、歯が次々に割れていって次々にインプラントにしているなんていう方も患者さんの中にいます:(´◦ω◦`)
もちろん全て少量なら問題ないですが、食べ過ぎは注意です!
あとは、飴や氷をガリガリと食べているなんて方もかなり負担がかかっているのでやめましょうね((っ°ө°c));
以上、硬い食べ物が引き起こす危険性についてお話でしたm( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )m
食いしばりや歯ぎしりと同じように、力をかけると負担がかかります。
硬いけどおいしい物ってたくさんあると思うので、食べる時はちょっとだけ歯のことを頭の片隅においておくと、
歯が割れるリスクが減らせるかもしれませんね(。•ω- 。) ⌒
歯は、一度割れてしまったら元には戻りません。
特に神経のない歯は、神経のある歯に比べて弱く、その可能性が高いので特に気を付けましょう!(^^)!
こんにちは!
今日は最近飾っていた受付のお花をご紹介します(⑅•ᴗ•⑅)ノ
先週は梅の花でした(*´ω`*)❀
最近は雪も降ったりでとても寒いですが…春が近いのを感じて嬉しいですね(*´∀`*)
今週も素敵な1週間をお過ごしください(* > <)⁾⁾
こんにちは。
あっという間に今年も3月にはいってしまいましたね(´ºωº`)
本日は、歯肉が腫れるいくつかの原因について、腫れ方の違いなども含めてお話していきたいと思います☆
歯肉(歯茎)が腫れるのは炎症を起こしているということです!
その炎症の原因が何なのかによって対処法も変わってきます。
①歯肉炎、歯周病
歯肉が腫れる原因で最も多いのがこちらです。
歯と歯茎の間に食べ物のカスが残り、それが歯垢となってその中で細菌が増殖することで歯茎に炎症を起こします。
軽度の歯肉炎の状態であれば、毎日のセルフケアで歯ブラシをしっかり行い、歯垢(プラーク)を出来るだけきれいに落とすことで改善します。
歯周病が悪化すると歯茎の腫れや出血を起こし、膿が出る状態になると強い口臭もします。最悪の場合は歯を失うことにも繋がりますので、出来る限り早めに治療を始めましょう。
歯肉炎を放っておくと、歯周病になってしまいますよ((( °ω° ;)))
⓶根尖病巣
歯の根の部分で炎症が起こって腫れている状態が根尖性歯周炎です。
虫歯が進行して細菌が歯の根に達したり、歯の根が割れて周囲の細胞が炎症を起こした場合などに発症します。
歯の根の周辺に膿がたまり袋状のものを形成します。その袋状のものが破れると、歯茎が腫れるだけでなく、膿が出てきます。
根尖病巣の場合は根管治療と呼ばれる歯の根の治療を行います。治療して炎症がおさまっても、また腫れを繰り返す場合もあります。
③歯根破折
歯根破折(歯肉の中の歯の根まで割れてしまった状態)をしてしまった場合、破折部から細菌が入り込み、歯肉が腫れたり膿が出てくる場合があります。
歯根破折と診断された場合は、歯を抜くしか治療法がないので、残念ですが抜歯せざるをえない状態です。
④口内炎
アフタ性口内炎です。物理的刺激や食べたものによる刺激で痛みが増すようであれば、特に可能性が高いでしょう。
アフタ性口内炎が起こる原因ははっきりしていませんが、ビタミンB群の不足が原因の一つと考えられているので、ビタミン剤や、炎症を緩和するステロイド剤を投与するのが一般的です。
当院ではステロイド系の塗り薬を処方したり、レーザーでの治療も行っています(痛みが強い方はレーザーを行うとだいぶ痛みが和らぎます)
⑤腫瘍
腫瘍とは、細胞が身体の制御に反し過剰に増殖してできる組織塊で、悪性のものは「ガン」と呼ばれます。
膿瘍というのは、組織の中に膿がたまり歯ぐきが腫れる状態です。通常の腫れ方とは見た目や特徴が異なることが多く、口内炎とは違った腫れ方になります。
また、生えかけの親知らずなどで良く起こりますが、歯肉にバイ菌が入って、一時的に腫れて痛みを伴うこともあります。
以上の原因から歯肉が腫れる場合があります。
それぞれで違った対処方になるので、自己判断せずに歯科で診てもらいましょう(●´∀`●)ノ