2024年09月の記事一覧
こんにちは。
本日は、みなさんが思うインプラントの疑問に対してQ&A形式でお話していきたいと思います(*´ー`*)ノ
Q,どんな人でも、インプラント治療が可能なの?
A,ほとんどの場合可能ですが、適さない場合もあります。
心筋梗塞、脳梗塞などの手術直後。代謝性疾患。内分泌疾患。精神疾患。チタンアレルギー。放射線治療中。顎骨の成長中。の方に関しては非適応です。
重度の高血圧症、骨粗鬆症、糖尿病、心疾患などの全身疾患の既往がある方も適応にならない場合があります。
また、ヘビースモーカーや極度の口腔清掃不良で歯周病がある方は、術前処置として、禁煙、歯周治療などが必要となる場合があります。
成長過程にある若年者も治療対象外となる場合があります。
Q,インプラント治療が優れているところは?
A,他の治療よりも一般的に長期の成功率が高く、生活の質が向上することです。
インプラントの魅力は、天然歯のようになんでも噛めることです。それが健康な生活を送るうえで一番大切なことです( ◌´ `◌ )
ブリッジや入れ歯と違って、歯を抜く前の元の状態に最も近い機能回復や審美的(見た目の美しさ)な回復が優れています。
残っている歯を削ったり、過度な力がかかって寿命を短くしていまうことも少ないのが特徴です!
Q,インプラントを入れたらすぐに噛めるの?
A,前歯などは見た目の問題上すぐに仮歯をいれますが、しっかり噛めるようになるのは人工の歯を入れる3~4か月後です。
インプラントを埋め込み、骨とインプラント体がくっつくまで2~3ヶ月ほど待ちます。
それからセラミックの歯を入れるので、3~4か月かかるのが一般的です。
その方の骨の状態や本数にもよって変わってきますが、術後すぐになんでも噛めるわけではありません。
Q,無痛でインプラント治療を受けられるの?
A,手術中はほとんど無痛で治療可能です。
インプラントの手術は基本的に、虫歯治療の時にする局所麻酔で行います。(もちろん虫歯の治療よりもしっかりと打ちます)
手術中は麻酔が効いているのでほとんど無痛ですし、術後も痛み止めを飲めば落ち着く程度の痛みです。
術後痛み止めを全く飲まないくらい痛くなかったなんて方もいらっしゃいます。(※個人差はあります)
そして、希望があれば静脈鎮静法といって、鎮静薬の点滴で意識をぼんやりさせて行う方法があります。
麻酔医により全身状態をコントロールして行われるため、高齢者や、全身疾患がある方でも安全に手術を受けることが可能です。
全身麻酔のように入院する必要もなく、当日に帰宅が可能です。
Q,インプラント周囲炎ってなに?
A,インプラント周囲の歯ぐきや骨に起こる歯周病に似た症状です。
インプラント周囲炎は、インプラント周囲の清掃不良などによる歯肉の炎症が原因となり、細菌が深部へ移動して、インプラント周囲に停滞し続けた結果、最終的に骨を溶かしてしまう病気です。
インプラント周囲炎が進むと、インプラントを撤去せざるを得なくなります(゚Д゚)
なので、インプラント治療後も、普通の歯と同じ様に定期的なメインテナンスが必要です!
Q,歯周病でもインプラントができるの?
A,はい、できます。歯周病治療が完了していて、歯周病がコントロールされていれば可能です。
歯周病は、インプラント周囲炎(ひとつ前のQ&Aでお話した)のリスクを2倍に引き上げてしまいます!
よって、インプラント治療の前に歯周病治療を行い、コントロールする必要があります。
インプラントを長期的に安定させるためにも、インプラントを含めた残存歯も、継続的にメインテナンスを行っていく必要があります。
以上、インプラントの疑問についてQ&Aでした!
インプラントについて迷っている方も、ぜひなんでもご相談ください(*ˊᵕˋ*)ノ
(参考:患者さんが最先端歯科治療をしっかり理解できる本)
こんにちは。
今回はマウスピースを使っている人ならあり得る話をしたいと思います(*•ω•*)ノ
歯ぎしりやくいしばりがある人は、マウスピースをはめて夜間寝ることをすすめております。
マウスピースというのは、歯ぎしりくいしばりをなくすものではなく、歯への負担を減らし守る為のものです。
マウスピースをするようになったら歯ぎしりやくいしばり自体がなくなるといった方も稀にいらっしゃいますが、
基本的には、なくなるものではありません(´ω`)
ですので、マウスピースに穴が空いたり、破れたり、硬い素材だと欠けたり割れたりする場合もあります( “˙_˙”;)
マウスピースに穴なんて空くの?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
くいしばりや噛みしめる力は体重の約3倍の力がかかるといわれています( ⊙⊙)!!
そんなに大きな力が毎日加わっていたら穴が空くのも分かりますよね。
マウスピースには、ソフトタイプとハードタイプがあります!
ソフトタイプはシリコン状の柔らかいタイプで、付けてる時の違和感を感じにくいです。
ハードタイプは硬い素材で、人によっては違和感を感じやすいので、マウスピースが初めての方はソフトタイプからお作りする場合が多いです。
ソフトタイプの方が柔らかいので穴が空きやすく、使い始めて数ヶ月で穴があく方もいらっしゃいます(´⊙ω⊙`)
ハードタイプでも、使っていくうちにだんだん削れていき薄くなり、最後には穴があくということもあります。
穴が空いたら、新しく作り直した方がいいでしょう(`・ω・´)b
ソフトタイプを使っていた方は、ハードタイプへ。ハードタイプでも穴が空いてしまった方は、同じハードでも厚みをもっと持たせたタイプへ、作り変える場合が多いです。
もちろん、ハードがどうしても苦手で入れられないので、ソフトがいい。なんて方もいらっしゃいますので、その辺りはお伝えください。
反対に、ハードの方がかちっとハマってしっくりくる!という方もいるので、人によって感覚は様々です( ◜◡◝ )
なお、どちらのタイプでも保険適用での作成が可能です。
しかし、スポーツ用のマウスピースについては保険適応ではなく、自由診療となります。
保険でマウスピースを作成した場合、すぐには作り直しできないので、誤って捨てたりなくさないように注意しましょう!
よくあるケースが、ティッシュに来るんで置いていたらゴミだと思って捨ててしまった。(これが一番多いです!家族に捨てられてしまう場合も💦)
ペットに噛まれて使えなくなってしまったケースも…;
管理にも少し気を付けましょう!
万が一紛失してしまったり、穴が空いてしまった場合は作り直しがすぐできるかどうか、
かかりつけの医院がある場合はそちらで確認してくださいね(*´︶`*)
以上マウスピースのお話でした!