2025年11月26日(水曜日)
口の乾き(ドライマウス) — 自分で気づいて今日からできるケア
こんにちは。
皆さんはお口の乾きが気になったことはありませんか?
口の渇きは「たんなる乾き」ではありません。
唾液は歯を守り、食べ物を飲み込みやすくし、口臭を抑える重要な働きを持っています。
唾液が減ると虫歯や歯周病、嚥下の問題、睡眠の質低下につながることがあるため、早めの気づきと簡単な対策が大切です。

今回は患者さんがすぐに実践できるチェック方法と生活で続けやすい対処法をお伝えします(*´∀`*)!
★気づきのサイン(まず自分で確認すること)
- 朝、口がべたついたり激しく乾いている
- 食事中に唾液がほとんど出ないと感じる
- 1時間に何度も飲み物を欲する習慣がある
- 舌や唇にひび割れや白っぽい膜がある
- 常用薬(抗ヒスタミン、抗うつ薬、利尿薬など)が多い、あるいは糖尿病や自己免疫疾患がある
これらのうち2つ以上あてはまる場合は生活習慣の見直しを始めてください。改善が見られないときは専門受診を検討します。
★今日からできる実践的な対策(続けやすさ重視)
- こまめに少量の水を飲む
- 一気に大量を飲むより「少量を頻回」にすることで唾液分泌を刺激します。外出時は携帯ボトルを持つ習慣を。
- 食後にキシリトールガムを噛む(5〜10分)
- 噛むことで唾液が増え、虫歯リスクも下がります。顎に負担がある人は噛む時間を短めに。
- 就寝前の習慣を整える
- 就寝1時間前からカフェイン・アルコールを控える。寝室の加湿は40〜60%を目安にし、口が開きにくい枕の高さを試すと改善することがあります。
- 低刺激の保湿製品を活用する保湿スプレーや唾液代用品、就寝時用ジェルなどを状況に応じて使用します。刺激の強い成分が入っていない製品を選んでください。
- 口腔ケアは丁寧に、でも優しく(*´︶`*)
強い摩擦は避け、低研磨の歯磨剤とフッ化物を使って正しくブラッシングします。うがいはやりすぎないことが大切です。
★見直すべき生活要因と薬剤の確認
- 喫煙は唾液分泌を低下させます。可能なら禁煙支援を検討してください。
- 抗ヒスタミン薬、抗コリン作用を持つ薬、利尿薬などが原因になることがあります。薬を自己判断で止めず、処方医と相談してください。
★受診の目安(早めに相談すべき場合)
- 数週間のセルフケアで改善しないとき
- 口の中に痛みや白い膜、出血があるとき
- 嚥下でむせる、体重が減っている、誤嚥性肺炎が疑われるとき
★歯科で受けられる診察と主な対応
- 問診と口腔の視診、簡易的な唾液量の測定を行います
- 保湿剤や唾液分泌促進薬の提案、唾液腺マッサージや義歯調整、口腔衛生指導を実施します
- 必要に応じて耳鼻科や内科と連携して全身要因を調べます
1週間試してみるプランは?
- 毎朝・昼・夜に水を少量ずつこまめに飲む習慣をつける
- 食後1回、キシリトールガムを噛む
- 就寝1時間前からカフェイン・アルコールを控え、就寝前に保湿ジェルを使用する
1週間続けて変化がなければ受診を検討してください
FAQ(患者向け簡潔回答)
- Q: キシリトールガムは毎日使っていいですか
- A: 唾液促進と虫歯予防に有効です。噛みすぎで顎に負担がかからないよう気をつけてください。
- Q: ドライマウス用の保湿スプレーは安全ですか
- A: 低刺激タイプであれば就寝前などに短期使用で効果が期待できます。使用説明に従ってください。
- Q: どれくらいで改善しますか
- A: 原因によりますが、生活習慣の改善で数週間以内に自覚改善が見られることが多いです。
ドライマウスは、歯や身体にとって様々な影響をもたらす可能性があります。
飲んでいる薬の副作用や、病気の症状として出る場合もあります。
まずはセルフチェックをしてみて、できる対策をしていきましょう(*゚▽゚)ノ

