こんにちは。
本格的に寒くなり、年末らしい空気になってきましたね( ´ω` )
インフルエンザが大流行しているみたいなので、どうぞ皆様お気を付けください(´◦ω◦`):
今回は、虫歯を放置するとどうなるのか?
虫歯の段階と、その段階に合った治療についてお話します☆
虫歯にはステージがあり、初期虫歯から重度の虫歯まで存在します。
※虫歯のことをCといいます。
【Co】 虫歯になる一歩手前の状態です。
よくお子さんの学校検診で、要観察歯があると思いますが、こちらです。
虫歯になりかけの歯ですが、まだ完全に虫歯になっていない状態なので、再石灰化が望まれます。
唾液の中にも再石灰化させる力がありますが、フッ素入りの歯磨き粉の使用や、 歯科でのフッ素塗布もより効果的です!
【C1】 初期の虫歯で、エナメル質、またはわずかに象牙質の表面が侵された程度のものです。 虫歯は見た目より進行している場合もあります。
自覚症状は無いか、時々冷たいものや甘いものがしみます。こちらは再石灰化は望めない為、虫歯を削り取る必要があります。
削り取った所に、歯と同じ色の樹脂を流し込みます。1回で終わる治療です。
初期虫歯に関しては、自覚症状がないことが多いため、歯科での定期検診が重要です!小さな虫歯は治療が簡単で治療回数も少なく済みます。
【C2】 虫歯が象牙質の大部分まで進行しています。 常に冷たいものがしみたり、甘いものを食べると痛みを感じたりするなど自覚症状が現れます。
C1と同じ治療法、もしくは金属の詰め物をする治療になります。 麻酔が必要なケースが多いです。
また保険外ですと、セラミックの詰め物もあります。
基本的には虫歯を取って形取り、金属ができてきてから装着するという2回の治療ですが、
虫歯が神経に近かった場合などは、薬を置いて痛みがでないか様子を見てから 型を取る場合もあります。
【C3】 虫歯が進行して歯髄(神経)までおよびます。 虫歯の細菌感染により歯髄(神経)に炎症が起き、何もしなくても激痛が生じます。
この時期になると温かいものがしみてきて、逆に冷たいものをとると痛みが和らぎます。
虫歯が進行して歯髄(神経)まで達している場合、麻酔(歯肉に注射)をして神経を取る処置をします。
歯根の中(根管内)にある歯髄を専用の器具できれいに除去します。このような根の治療は数回かかります。
根の治療が終わると、土台をいれて被せ物をします。
【C4】 さらに虫歯が進行して、歯冠が崩壊して歯根のみとなった状態です。
痛みはC2C3の時に出ていたはずですが、ここまで虫歯が進行すると、神経も死んでいる可能性が高く痛みがないかもしれません。
ここまでいってしまうと、歯を抜くしか治療はありません。
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以上虫歯のステージと治療法のお話でした。
虫歯は痛いもの、という認識がある方が多いと思いますが、 初期虫歯はほとんど症状がでないので、症状がなくても虫歯になっていることはあります!
歯科での定期検診では、自分では気付けない虫歯に気付けることが重要ですね。
もし痛みが一旦落ち着いたからといって放置しておくと…C2からC3、C4へと虫歯が進行してしまい、
最悪の場合抜かなければいけなくなります( ; ᴗ ; )
痛みや、見た目が黒っぽいなど、症状が出たら早めに歯科を受診しましょう!